インフルエンザ予防はワクチンが有効~JR新宿駅チカのヒロオカクリニックでも接種できます

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日本感染症学会は2022年8月、2022~2023年シーズン(以下、「今年」と表記)においてインフルエンザが流行する可能性が大きい、との見解を発表しました(*1)。

そして、日本人は今、インフルエンザの集団免疫が低下している状態にあると考えられており、その流行は大きなものになるおそれがあります。

インフルエンザに警戒しましょう。インフルエンザの予防に取り組みましょう。

厚生労働省は、インフルエンザの予防にはワクチン接種が有効であるとしています(*2)。

JR新宿駅徒歩8分のヒロオカクリニックでも、インフルエンザワクチンの接種を実施しています。

人々の仕事や生活にとって利便性の高いこの場所で予防医療を提供することは、当院の責務であると考えております。

コロナ禍によるインフルエンザ減少のリバウンドが起きる?

日本感染症学は、インフルエンザが今年流行する可能性が大きいと予測するのは、次の3つの根拠があるからです(*1)。

■インフルエンザが流行する可能性が大きいとする3つの根拠
・南半球ですでに流行している
・海外からの入国制限を緩和することでインフルエンザウイルスが国内に持ち込まれる
・インフルエンザウイルスの集団免疫が低下している

1つずつ解説します。

南半球ですでに流行している

南半球のインフルエンザの感染状況は、北半球にある日本の「先行指標」になります。なぜなら南半球で先に、インフルエンザが流行しやすい冬が訪れ、その次に北半球に冬が到来するからです。

日本感染症学が、南半球にあるオーストラリアのインフルエンザの発症状況を調べたところ、2022年4月後半から報告数が増加し、例年を超えるレベルの患者数に到達していました。

この傾向が日本の冬にも引き継がれてしまう可能性があります。

海外からの入国制限を緩和することでインフルエンザウイルスが国内に持ち込まれる

日本はこれまで、コロナ対策で海外からの入国を制限していましたが、今は緩和しようとしています。

コロナ禍が世界的に落ち着ているなか、日本がいわゆる鎖国を解き、海外の人に来てもらうことは経済的に「よいこと」といえるでしょう。

しかしインフルエンザ対策としては、海外の人々の来日の増加は不利になります。

海外との人的交流が増えれば、国内にインフルエンザウイルスが持ち込まれ、オーストラリアと同様の流行が起こる可能性があります。

これも日本感染症学会の見解です。

インフルエンザウイルスの集団免疫が低下している

同学会は、インフルエンザウイルスに対する集団免疫の低下を懸念しています。

コロナ禍ですっかり有名になった「集団免疫」ですが、これは人口の一定割合以上の人が免疫を持つと、感染者が出ても他の人に感染しにくくなる現象のことです。

新型コロナウイルスに対する集団免疫ができた(かもしれない)ことは、コロナ対策としてはよいことです。

しかしコロナ禍では、コロナ対策によってインフルエンザの感染も激減し、インフルエンザの集団免疫はかえって低下してしまったと考えられているのです。

コロナ対策でマスク着用、手指消毒、3密回避などを行ったことで、2020~2021年シーズンと2021~2022年シーズン(昨年)は、インフルエンザが流行しませんでした。

流行しなかったことはよいことなのですが、しかし集団免疫を獲得できないという欠点が生まれてしまいました。

いったん感染が起こると大流行につながるかも

日本感染症学会はインフルエンザの集団免疫の低下を強く危惧していて、「いったん感染が起こると、特に小児を中心に社会全体として大きな流行となるおそれがある」としています。

対策として真っ先に挙がるワクチン

厚生労働省は「インフルエンザにかからない」ための有効な方法として次の5つを挙げています(*2)。

1)インフルエンザワクチンを流行前に接種する
2)外出後の手洗い
3)適度な湿度の保持
4)休養と栄養
5)人混みを避ける

厚生労働省がわざわざ番号を振ってこの順番で紹介しているということは、1位に置いたワクチン接種の有効性に確証があるから、と推定してよいでしょう。

1)発症の可能性の低減、2)重症化防止

ワクチンに関する情報はとても重要なので、正確を期すため厚生労働省の文章をそのまま引用します(*2)。

■インフルエンザの予防について:厚生労働省の見解

流行前のワクチン接種

インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効と報告されております。

 

ポイントは、1)感染後の発症可能性の低減2)発症後の重症化防止の有効性、の2点です。

この2つのメリットは大きいといえ、それで医療機関もワクチン接種を推奨するわけです。

流行が予想されるA香港型の予防も期待できる

日本感染症学会もインフルエンザ予防でワクチン接種を推奨しているので、あわせて紹介します(*1)。

同学会は、今年流行するインフルエンザのタイプはA香港型であると予想しています。

2022年度のオーストラリアでも80%がA香港型でした。

日本で接種するワクチンは、4種類のウイルス型が含まれていて、A香港型も対象になっています。

ヨーロッパの調査では、65歳以上の人でワクチンを接種した人は、接種しなかった人よりA香港型の感染による入院が抑制されたといいます。

同学会は国民に「新型コロナの発症者は再増加が続いている。そのようななか、ワクチンで予防できる病気に対してはできるだけ接種を行い、医療機関への受診を抑制して、医療現場の負担を減らすことが重要」と呼びかけています。

インフルエンザ予防がコロナ対策になり、医療体制を守ることにつながります。

自分の健康と社会のことを考えた行動が求められています。

まとめ~新宿で「打とう」と思い立ってすぐに接種できます

インフルエンザワクチンの接種は簡単で短時間で終わります。

そのため、例えば新宿に来たときに「そうだ、今ワクチンを打とう」と思い立ったら、JR新宿駅から徒歩8分のヒロオカクリニックに来ていただいたらすぐに接種できます。

厚生労働省は「流行する前に」接種することをすすめていますので、「打とう」と決めたら早めにご来院ください。

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