PCRの検査結果が出るまでの過程と時間
INDEX
PCR検査は、さまざまな医療検査のなかで「簡単なもの」と思われているかもしれません。受診者様は口から唾液を出すだけでよく、注射器で血液を採取することも、大きな機械のなかに体ごと入ることもしなくてよいからです。
しかし、簡単なのは唾液の採取だけで、PCR検査は、特定の遺伝子を見つけなければならない、高度で難解な検査です。
新型コロナウイルス感染拡大は、すべての国民に関係することであり、PCR検査はその対策に欠かすことができないので、誰もが正しい知識を持っておいたほうがよいでしょう。
この記事では、PCR検査の結果が出るまでの過程と時間について解説します。
PCR検査の結果が出るまで 唾液検査なら最短で翌日
ヒロオカクリニックで行なっている唾液を使ったPCR検査は、最短で翌日に結果がわかります。
検査を受けた次の営業日に、ヒロオカクリニックのスタッフが受診者様に電話で結果を知らせます。検査の次の日が休みの場合、休み明けの日に結果をお知らせします。
ヒロオカクリニックは、国内最大手の検査機関に受診者様の唾液を送り、そこで陽性・陰性の判定をしてもらっています。
PCR検査の結果が出るまで なぜ時間がかかるのか
PCR検査を「簡単なもの」とイメージしている人は、翌日にならないと結果が判明しないことに「遅い」と感じるかもしれません。しかし、時間がかかるのには理由があります。
コロナのRNAの塩基を調べる
新型コロナウイルスの遺伝子は、RNAという物質で構成されています。PCR検査で「新型コロナウイルス遺伝子」が検出できると陽性(感染している)と判定され、検出されないと陰性の可能性が高い(感染していない可能性が高い)と判定されます。
しかし、実際の作業はとても複雑です。なぜならPCR検査では、RNAそのものを測定することができないからです。
コロナのRNAをDNAにして増やして光を検知する
PCR検査ではDNAしか検査できないので、RNAからDNAを合成しなければなりません。この合成する作業をRT反応といいます。
RT反応が終わっても、作業は続きます。それだけではDNAの数が少なく、正確に測定できないのでDNAを増やします。
DNAは2本の短い糸が絡まっている状態になっているので、熱を加えて1本ずつにします。その後、1本ずつになったDNAを増やしていきます。
新型コロナウイルスのDNAは、増えるときに特殊な光を発します。PCR検査機器でこの特殊な光を検知できたとき陽性であると判定します。
DNAを増やす工程と光を検知する工程のことをPCRといいます。PCRの前段階の作業はRT反応といいます。
ただ、一般的にPCR検査といえば、PCRの前段階の作業を含めたものを指しています。
唾液を物理的に運ばなければならない
検査結果が出るまでには、PCR検査以外の時間も必要になります。
例えば、受診者様から採取した唾液を、検査機関に物理的に搬送しなければなりません。移動時間が「検査時間」に加算されることになります。
また、検査機関は、検査する唾液をチェックしたり、検査機器が出した結果をデータ化したりしなければなりません。これらの準備時間も「検査時間」に加わります。
さらに、検査機関が直接受診者様に結果を伝えるわけにはいかないので、検査結果をヒロオカクリニックに知らせなければなりません。
ヒロオカクリニックのスタッフは、検査機関から送られてくる結果データを確認して、受診者様に知らせます。
まとめ~信頼できる検査を提供しています
ヒロオカクリニックでは、PCR検査を国内最大手の検査機関に依頼しています。それは可能な限り正確な結果を受診者様に提供したいからです。
残念ながら、検査方法がどれだけ進化しても、偽陽性と偽陰性をゼロにすることはできません。
偽陽性とは、陽性ではないのに陽性と判定されてしまうことです。偽陽性の場合、受診者様はコロナによる実害は受けませんが、再検査を受けたり隔離されたりと、間接的な被害を受けることになります。
偽陰性とは、陰性ではないのに陰性と判定されてしまうことです。「陰性」という結果が出ると受診者様は安心してしまうので、活動的になって症状を悪化させたり、移動して他人に感染させたりしてしまいます。
ヒロオカクリニックでは、PCR検査の結果が出るまでの時間を不安と共に過ごす受検者様のため、結果が出るまでの時間を短縮することに努めていますが、それでも偽陽性と偽陰性を最小にすることを最優先にしたいと考えています。
PCR検査は、さまざまな医療検査のなかで「簡単なもの」と思われているかもしれません。受診者様は口から唾液を出すだけでよく、注射器で血液を採取することも、大きな機械のなかに体ごと入ることもしなくてよいからです。
しかし、簡単なのは唾液の採取だけで、PCR検査は、特定の遺伝子を見つけなければならない、高度で難解な検査です。
新型コロナウイルス感染拡大は、すべての国民に関係することであり、PCR検査はその対策に欠かすことができないので、誰もが正しい知識を持っておいたほうがよいでしょう。
この記事では、PCR検査の結果が出るまでの過程と時間について解説します。
PCR検査の結果が出るまで 唾液検査なら最短で翌日
ヒロオカクリニックで行なっている唾液を使ったPCR検査は、最短で翌日に結果がわかります。
検査を受けた次の営業日に、ヒロオカクリニックのスタッフが受診者様に電話で結果を知らせます。検査の次の日が休みの場合、休み明けの日に結果をお知らせします。
ヒロオカクリニックは、国内最大手の検査機関に受診者様の唾液を送り、そこで陽性・陰性の判定をしてもらっています。
PCR検査の結果が出るまで なぜ時間がかかるのか
PCR検査を「簡単なもの」とイメージしている人は、翌日にならないと結果が判明しないことに「遅い」と感じるかもしれません。しかし、時間がかかるのには理由があります。
コロナのRNAの塩基を調べる
新型コロナウイルスの遺伝子は、RNAという物質で構成されています。PCR検査で「新型コロナウイルス遺伝子」が検出できると陽性(感染している)と判定され、検出されないと陰性の可能性が高い(感染していない可能性が高い)と判定されます。
しかし、実際の作業はとても複雑です。なぜならPCR検査では、RNAそのものを測定することができないからです。
コロナのRNAをDNAにして増やして光を検知する
PCR検査ではDNAしか検査できないので、RNAからDNAを合成しなければなりません。この合成する作業をRT反応といいます。
RT反応が終わっても、作業は続きます。それだけではDNAの数が少なく、正確に測定できないのでDNAを増やします。
DNAは2本の短い糸が絡まっている状態になっているので、熱を加えて1本ずつにします。その後、1本ずつになったDNAを増やしていきます。
新型コロナウイルスのDNAは、増えるときに特殊な光を発します。PCR検査機器でこの特殊な光を検知できたとき陽性であると判定します。
DNAを増やす工程と光を検知する工程のことをPCRといいます。PCRの前段階の作業はRT反応といいます。
ただ、一般的にPCR検査といえば、PCRの前段階の作業を含めたものを指しています。
唾液を物理的に運ばなければならない
検査結果が出るまでには、PCR検査以外の時間も必要になります。
例えば、受診者様から採取した唾液を、検査機関に物理的に搬送しなければなりません。移動時間が「検査時間」に加算されることになります。
また、検査機関は、検査する唾液をチェックしたり、検査機器が出した結果をデータ化したりしなければなりません。これらの準備時間も「検査時間」に加わります。
さらに、検査機関が直接受診者様に結果を伝えるわけにはいかないので、検査結果をヒロオカクリニックに知らせなければなりません。
ヒロオカクリニックのスタッフは、検査機関から送られてくる結果データを確認して、受診者様に知らせます。
まとめ~信頼できる検査を提供しています
ヒロオカクリニックでは、PCR検査を国内最大手の検査機関に依頼しています。それは可能な限り正確な結果を受診者様に提供したいからです。
残念ながら、検査方法がどれだけ進化しても、偽陽性と偽陰性をゼロにすることはできません。
偽陽性とは、陽性ではないのに陽性と判定されてしまうことです。偽陽性の場合、受診者様はコロナによる実害は受けませんが、再検査を受けたり隔離されたりと、間接的な被害を受けることになります。
偽陰性とは、陰性ではないのに陰性と判定されてしまうことです。「陰性」という結果が出ると受診者様は安心してしまうので、活動的になって症状を悪化させたり、移動して他人に感染させたりしてしまいます。
ヒロオカクリニックでは、PCR検査の結果が出るまでの時間を不安と共に過ごす受検者様のため、結果が出るまでの時間を短縮することに努めていますが、それでも偽陽性と偽陰性を最小にすることを最優先にしたいと考えています。
新宿 ヒロオカクリニックでは無症状の方を対象とした自費の新型コロナウイルスPCR検査(唾液)を2種類 実施しております。①PCR検査(医師の診察・結果報告書代込):税込14,850円、②PCR検査(医師の診察・結果報告書代込、変異株のスクリーニング検査対応、国内最大手の検査機関に委託):税込22,000円。詳細はこちら